観てしまいました!

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日本時間の2013年11月27日19時よりシネマイクスピアリにおいて開催されました『アナと雪の女王』プレミアムスクリーニングに幸運にも参加させていただきました。米国と同日の公開というのは本当に史上最速の試写ということになります。特に時差を考えれば多くの米国民より先に、観れてしまったわけです。本当に幸せもんです。

あれから米国での上映も次々と始まり、概ね良い評価がTwitter等でも上がってきています。ともあれ日本での公開は2014年3月14日…。まだまだ先なわけで、ネタバレトークもなかなかできない始末です。今年はディズニートゥーン・スタジオの『プレーンズ』を間に挟んでしまいますからね。なのでここに感想を残しておきたいのですが、そういった事情を踏まえ二段階に分けた構成で、感想を置いておきます。物語の核心に迫る感想は「続き」以降に記しておきますので、既に観れた方やネタバレなんて構わないぜ!という方以外はそれより先には進まないようお願いいたします。



ではまず当たり障りない感想から。

この作品がある程度情報が公開され始めた当初のイメージは、『塔の上のラプンツェル』の轍を追った、同系統の作品なんじゃないかなぁというものでした。よく言えばお馴染みの、悪く言えば既視感溢れるミュージカルを歌い、現代的で活発なヒロインが王子と恋に落ち、苦難を乗り越えハッピーエンド!的ないわゆる伝統的なディズニー長編アニメーションですよね。もちろん『塔の上のラプンツェル』はその中にも新しさを盛り込み、見応えある映像と細やかな演出、ストーリーテリングで今や大人気の作品となっています。

結論を言えばまたそれとは違った新しい作品がそこに誕生していました。例えばミュージカルシーンの折り込み方、全編を通してのバランスからそのシークエンス自体の魅せ方、カメラワーク。細かく言えば色んなところで違っていて、ディズニーは本当に新しい作品を作ったなぁと思いました。今までのディズニーじゃないけど、ディズニーだった!というのが真っ先に頭に刻まれたイメージでしょうか。

実は物語自体も、先日行われたD23EXPOJapanで手に入れた一冊の絵本で、既に知ってしまっていて、山場も最大のネタバレなんかも知った上での鑑賞でした。が、その上でも面白く、ワクワクと高揚感を抱かせる辺りがこの作品の凄さだと思います。

ただここであんまりべた褒めすると、どうせ日本公開時にハードル上げ過ぎたが故のマイナス意見も増えそうなので(笑)、冷静な見方も残しておくとするならば、現代的なミュージカルドラマなどを普段からあまり見ない人はピンと来ないのかなとも思います。その点、自分は大好きな部分であったので、本編が進むにつれて倍々に高揚感が上がってしまったのかなぁという気もします。あとは物語だけで見たときに、ディズニーの王道なんかを期待しすぎるとパンチが弱く感じるのかなとも。その辺もまた多くの方に観ていただかないと、どう映るのかはなんとも言えませんが。

キャラクターもそれぞれきちんと際立っていて、魅力的な像に仕上がってるなぁと感じました。音楽もまた然り、劇場を後にしたあと誰もが「For the First Time In Forever」や「Let it Go」を口ずさみながら、それぞれのキャラクターの思い出を話し合うんじゃないでしょうか。『Glee』では主人公の母親コークラン先生役を、『魔法にかけられて』では弁護士ロバートの恋人ナンシー役を、そして何と言っても『ウィキッド』ではエルファバ役を演じられたイディナ・メンゼルの歌う「Let it Go」に関しては、本当に鳥肌が立った。それだけじゃありません。「For the First Time In Forever」に関してはみんな大好きリプライズもある曲なので、こちらも是非注目して頂きたい。


エンドクレジットで流れるデミ・ロバート版Let it Go


公開を控える日本において、今できることと言ったらまずはディズニー作品を見直す事ですかね。ディズニー長編アニメーションで見返すならやはりプリンセス物は特に。『リトル・マーメイド』『アラジン』『美女と野獣』『プリンセスと魔法のキス』『塔の上のラプンツェル』だけでも観ておいて欲しいかな。それから良い時代のミュージカル物としては『ポカホンタス』と『ノートルダムの鐘』。実写作品であれば『魔法にかけられて』も観ておいていいかも。イディナ・メンゼルとジョナサン・グロフが出ているという点で、また近年のミュージカルドラマとして『Glee』もシーズン2くらいまでは見れてるといいかな。でなければ『ハイスクールミュージカル』でもいいかな。

もちろん観ておけばより楽しみ方が拡がるというだけであってマストではないので、もし公開まで待つ間、どうしようもなく悶々としている方は是非その間に目を通してみてください。熟成期間をおいた後に見る『アナと雪の女王』はまた良いものとなるでしょう。

さて、当たり障りなく書くのは正直もう限界なので…その辺の記事で使われている単調な書き方しかできませんしね…そろそろ鑑賞済みの方に向けた「その先の感想」を残していこうと思います。

【 【 この先はネタバレを多分に含みますので、ご注意ください。 】 】
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