大寒波襲来中ですね。
なんか豪雪地帯の雪を日本全国で分担できればいいんですけどね。

舞浜は間もなく閑散期が終わりを迎えそうです。この時期といえば、毎年あるイベントが行われております。

キャスト限定イベント 2011サンクスデー|東京ディズニーリゾート キャスティングセンター

いわゆるサンクスデーというやつですね。非常に面白い試みです。全準社員を対象に、テーマパーク社員及び正社員がキャストとして閉園後のパークを開ける、年に一度のお祭りの日です。この日ばかりは閉園時間だというのにエントランスに向かう多数の“ゲスト”を目撃することになるので、何も知らない人は何事か、と思うかもしれませんね。

今年のサンクスデーは特に震災後、ということもあり印象的な日になるんじゃないかなぁと、そう思います。改めてキャスト一人一人の大切さを噛みしめた一年であった事でしょう。あれだけ各方面から賞賛を浴びたのは、彼ら現場のキャストがいたお陰ですから。

サンクスデーの面白い点は何より遊び心です。エリアのBGMをその日だけの仕様に変えてしまったり、キャストだけしか見れない特別なショーの公演があったり、OLC会長社長も勿論コスチュームを着てお出迎え。記念品だって貰えちゃいますし、貴重な消防車の展示やインラインカストーディアルの復活、なんて事もあったりしました。施設も数は絞られるものの、その日だけの“特別運営”でレストランやアトラクションが楽しめます。しかも遊びに来ているゲストは普段は遊びや感動を提供するプロですから、盛り上がりも断然違います。本当にお祭りなんですね。

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“821”分待ちが気付いたら“832”分待ちに。


他、従業員向けイベントとして過去行われていたものとしては、有名なアメリカ河でのカヌーレース。パークには数えきれないユニットやロケーションが存在しますが、その中でチームを結成しパーク開園前にタイム計測をする大会が約一ヵ月間に渡って開催されていました。結構本格的で、もちろんカヌーキャストチームにはかなりのハンディキャップ付き。あとは運営部によるスピールの腕前を競い合うもの等部門別での細かいイベントも存在します。それから自らのパークの知識を試すTOEICならぬ「TODIC」なるものも行われていたりしました。

東京ディズニーリゾートは楽しい夢と魔法、冒険とイマジネーションに満ち溢れた場所です。ただその陰には当然のようにキャストの見えない苦労や努力があります。会社は勿論それに対して報酬を払うわけですが、その点はディズニー、そこがリゾートであり幸福の創造と感動の提供を目指す場所だからこそ、準社員というアルバイトであろうが、惜しみなくキャストがまず笑顔になる仕組みを考え、導入し続けているんですね。

キャストだって迎えられるゲストの気持ちが分かれば、きっと次の日の対応は変わると思います。その視点から見てもサンクスデー、あるいはトレーニングパスポートという仕組みは大切だと感じますね。

いやー参加したいですね、本当に(笑)