クリスマス真っ只中ですね。
その表現もどうなんだ、って話ですが。

今年のTDLのクリスマスをもう体験しましたか?「ディズニー・サンタヴィレッジ・パレード」が目玉として展開されてます。その目玉のパレードが凄いんですよね、これが。

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笑顔がまぶしい!


基本的には例年通りパレードイン→ショーモード(ゲスト参加)→パレードアウトという流れは変わりません。しかし今までのような単なるパレードではなく、往年のキャッスルショーをパレード化するとこうなりますよっていう形になってるんですよね。ショーで言う起承転結を巧みにパレードに取り入れちゃってます。レクチャーからパレードインで「起」から「承」を、ショーモードで「承」から「転」を、パレードアウトで「結」と非常にうまくまとめてきています。

パレードインでは「All Wrapped in Love」という温かいテーマにのせて各々のキャラクターがサンタ村での過ごし方を紹介していく。そしてショーモードでサンタ村でのお祝いが始まり、お馴染みのクリスマスソングとダンスが楽しめる。ゲストも一緒になって盛り上がった後は皆でクリスマスキャロルを歌う。パレードアウトではキャロルのシーンでも使われていた「Around the World Christmas」がフィナーレ〜チェイサーとしてサンタクロースを見送るまでを描きます。これが1st、2nd、3rdと全ての停止位置で同じ様に観れます。パレードインとアウトが別個の曲なのに、次の停止位置ではちゃんとパレードインは同じ曲。ここに大きなこだわりがあるように思えます。

近年、クリスマスのキャッスルショーは2008年で久々に行われたくらいで以降はまたなくなってしまいました。実際キャッスルショーの中央観賞エリアでは鑑賞人数がある程度は少なくなってしまう中で、パレードでキャッスルショーをどれだけ再現できるか、というのは大きな課題だったと思います。今回、この「ディズニー・サンタヴィレッジ・パレード」はとても良い答えを導き出したな、と思っています。なんか嬉しくなりましたよね。



パレードって一番変化が大きい形態かもしれません。例えばイースターもここ最近では革新的でした。

簡単にTwitterでもまとめたりしてましたが、観賞場所による格差をなくしつつ、リピートを促す内容でまとめてきたのはかなりの功績だと思っています。勿論全体的に軽快な曲が素晴らしい部分もあるんですけどね。ダンス自体も可愛く真似したくなる動きが多いですし。最近で評価も高く、人気が高いのも素直に頷ける作品だと思います。他にも雨の日でも公演できるようにしたジュビレーション!は東京パークのデイパレードとしては歴代No.1でしょうし(好みはあれど)、ショーモード自体の見せ方やゲストの参加のさせ方、キャラクターの見せ方、目を奪うような特殊効果などなど、パレードは独特のショー環境の中で目まぐるしく進化をし続けている形態です。これを観察するのは実に面白い。30周年もすぐそこまで迫っているというのにまだこんな新しい事ができるんですから。

作り手の方々には今のを更に超える素晴らしいパレードを見せてくれると期待してます。初代Eパレから全く違う方向性で感動させてくれたファンティリュージョン!などなど、ああいった感動をこれからもずっと味わっていきたいですよね。贅沢…ではないですよね?